
本記事では、選ばれしファイナリスト7名の一人、マイプロダクト株式会社の小山翔さんをご紹介いたします。産業観光プラットフォーム「CRAFTRIP(クラフトリップ)」が提供する旅行体験の面白さだけでなく、地域に根差した仕組みのユニークさを伝えられたらと思い、今回のアワードへの参加を決意されました。
▶︎ジャパンチャレンジャーアワードin 鎌倉についての記事はこちらをご覧ください。

「地方の魅力」を産業観光を通じて発信
「地方は、こんなにも面白い」。目を凝らすと、そこにはユニークなモノづくりや、豊かな農業、そして多彩な野外アクティビティなど、都会にはない魅力で溢れています。小山さんはその中でも、地方で働く人々(ホスト)と観光客(ゲスト)を結び付けることで、都市と地方の新たな接点を作りたいと考えています。地域で脈々と続く地場産業の事業者たちと、普段触れることができない本格的な体験を企画し、地域の良さや自分たちのモノづくりを知ってもらいたいホストと、その地域の奥深さに触れたいゲスト、お互いのニーズを産業観光を通して満たすのです。
産業観光プラットフォーム「CRAFTRIP」を開発
今、小山さんたちが開発しているのは、CRAFTRIP(クラフトリップ)という産業観光プラットフォームです。このプラットフォームには大きく、3つの特徴があります。
<地域に根差す>マイプロダクトでは、社員を地域コーディネーターとして提携する市町村に派遣しています。その地に住まい、魅力を地元のホストたちと共に再発見し、ストーリー性のある体験プランを一緒に作っていきます。また、市町村とも連携し、一つひとつの体験プランを「ふるさと納税」としても、販売できるように工夫しています。例えば、伊豆半島の下田市では、農家直送の新鮮な果実を使ってしっとりとした「下田どら焼き」作り体験や、漁師町の特性を活かして、出来立ての削り節を使った出し作り体験、地魚を開いての干物作り体験など、1人でも複数人でも楽しめるようなワクワク体験をたくさん企画しています!

<開かれたプラットフォーム>また、マイプロダクトでは体験プランの企画に加え、オンラインで予約・決済できるプラットフォーム「CRAFTRIP」を開発しています。より幅広い事業者・観光客に参加してもらえるよう、CRAFTRIPは手数料を受け取らず、SaaS型モデルで自治体 / 観光協会からの月額課金で運営しています。

<他社との共創>加えて、CRAFTRIPでは地域と共生する様々な企業との提携を実現し、事業者・観光客に更なる付加価値を提供しようとしています。例えば、観光型MaaS「Izuko」に取り組む東急との伊豆での提携や、びゅうトラベルサービスと切符+体験プランのセット販売の実現など、幅広い共創が生まれつつあります。
課題から事業へ、そして社会を変えていく
このプラットフォームは一つの地域に閉じず、幅広い地域に横展開することで地場産業の商圏を広げ、都市と地方でヒト・モノ・カネが円滑に循環するような、そんな世界観を目指しています。事業は現在、複数の地域で実証実験の真っ最中!本番の発表では、ここで紹介しきれなかったCRAFTRIPの魅力や、一緒に実証実験に取り組む自治体の声、「課題から事業へ、そして社会を変えていく...」そんな会社の熱い想いが聞けるはずです!どうぞお楽しみに!!

記事作成者:事務局 樽本
【イベント詳細】
「いざ鎌倉!地方創生の祭典~JAPAN CHALLENGER AWARD2020~」
■日時:2020年10月6日(火)10:00~17:00
■会場:建長寺(神奈川県鎌倉市山ノ内8)
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